トップページ >トピック

トピック

税務

労務

過去のトピックスはこちら

最新トピック

「50人の壁」とメンタルヘルス不調者の増加~帝国データバンクの調査結果から

(2024年1月31日)


 ◆「50人の壁」とは

 「50人の壁」とは、社員数が50人を超えると発生する経営課題のことを指しています。マネジメントを行うために社長のほか複数の管理職が必要となり、人事制度も複雑化するので管理レベルも高まるタイミングです。また、社員数が増えることで、情報共有や意思疎通が難しくなるため、組織内のコミュニケーションの質が低下するともされています。

この50人の壁と符合するように、メンタルヘルス不調者の割合が高まってくるようです。


◆メンタルヘルス不調者がいる企業は社員数50人超で大きく増加

 帝国データバンクが行った「健康経営への取り組みに対する企業の意識調査」では、過去1年間で「過重労働時間となる労働者」や「メンタルヘルスが不調となる労働者」がいるかどうかを尋ねたところ、次のような結果が出ています。

 この調査の有効回答企業数は1万1,039社ですので、わが国での一般的な傾向と考えられます。

 <社員数とメンタルヘルス不調者がいる割合(%)>

 ・5人以下  …………… 5.0%

 ・6人~20人 …………10.8%

 ・21人~ 50人  ………19.5%

 ・51人~ 100人  ……31.6%★

 ・101人~300人 ……45.5%

 ・301人~1,000人 …59.0%

 ・1,000人超 …………62.0%

(全体集計では、21.0%[5社に1社]が「いる」と回答)


 このように、規模が大きな会社ほど割合が高まっており、50人を超えたところで全体での数値を超えている状況がわかります。

 会社が大きく成長するほど、人事労務管理の重要性も高まってきます。

 メンタルヘルス不調を防止するためには、定期健康診断の確実な実施、職場の喫煙対策、労働間管理や仕事の進め方の見直し、などによる労働密度の適正化などが重要ですので、今一度、自社の状況を見直してみましょう。



【帝国データバンク「健康経営への取り組みに対する企業の意識調査」】

〈https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p231011.pdf〉


税務情報をお届けします メルマガ登録はこちら
登録でプレゼント!税務通信
登録でプレゼント!電子取引保存
登録でプレゼント!税制改正
登録でプレゼント!労務
相続税額の早見表
お客様からの推薦状
創業支援
東京税理士会
TKC全国会
アクティベートジャパン税理士法人
尾﨑公認会計士事務所は        TKC全国会会員です。
COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。

アクティベートジャパン税理士法人は「COOL CHOICE」に賛同し環境対策に取り組んでいます。

健保連東京連合会 健康企業宣言
健康優良企業認定番号 健銀第2031号

認定期間:2023/7/1~2024/6/30

経産省 事業継続力強化計画